冬期講習・英文構造講座を実施しました。
2022.01.11ブログ
皆さん、こんにちは。
学び舎エルムの岩間です。
冬休みも終わり、学校が始まりましたね。
子どもたちには、勉強に部活動、心機一転、新しい気持ちで臨んでいってもらえたらと思います。
エルムでは先週、冬期講習を実施しました。
冬期講習では、これまでの復習をしたり、中3生は受験に向けて過去問に取り組んだりと、充実した1週間を過ごすことができました。
なかでも、「英文構造講座」では、主語や述語といった構造について、集団授業形式で解説を行いました。
今回はその内容を少しだけご紹介させていただきます。
突然ですが、( )内の語を並び替えて、正しい英文を作成することはできますか?
( sbupies / with / Gracy / ponations ).
英文構造講座の冒頭でも同様の問題を子どもたちに出しました。
子どもたちは、「単語見たことない」とか、「あれが主語かな」と頭を悩ませておりました。
( )内の語で、意味の分かる単語は「with」だけで、その他は「見たこともない」という方は多いのではないでしょうか。
その通りです。
「with」以外の単語は、僕が勝手に作った存在しない英単語です。
でたらめな英単語ばかりですが、品詞を推測して、英文構造のルールに従って並べ替えると、1種類の英文に定まります。
それでは細かく見ていきましょう。
まず「Gracy」、これは頭文字が大文字なので、固有名詞と予想できます。
次に「ponations」、語尾がtionで終わっているので、名詞であり、かつ複数形ではないかと予想できます。
最後に「sbupies」、( )内の単語は名詞が2つと前置詞が1つと分かったので、これは動詞ではないかと予想できます。
これらの情報を整理して並び替えると、
正解は・・・
Gracy sbupies with ponations.
です。
正解できましたか?
Ponations sbupies with Gracy.
と思った方は惜しいですね。
動詞の「sbupies」はどうやら、三単現のsが付いた変化形だと推測できますので、主語は単数であるGracyが正解です。
このように、単語の意味が分からなくても、品詞を予想して、英文構造のルールにのっとることで、正しい英文を作成できるのです。
講座では、それぞれの品詞や構造を解説した後に、実際にたくさんの英文で、品詞の分類を演習しました。
最初は、「どこまでが主語か?」、「そもそも副詞ってなに?」と、かなり苦戦しましたが、最終日はよく分類できるようになっておりました。
また、構造つながりで情報構造についても解説しました。
僕は学生時代、英文の構造と情報構造の理解を深めることで、人より少ない英単語の知識で入試を戦うことができたと思います。
(英単語の暗記が苦手だったので・・・笑)
なので、エルムで学ぶ子どもたちにも、ぜひ身につけてもらいたいですね。
ただし、今回の講座で解説した内容は、一朝一夕で身につく知識ではありません。
英文構造の理解を深めるために、日頃から、教科書やワークの英文の品詞を分類して、構造を意識していけるようサポートしてまいります。