本番力を鍛える!模試をリハーサルにする3つのポイント
2025.08.24ブログ

皆さん、こんにちは。
学び舎エルムの岩間です。
受験生にとって模試は避けて通れない試験ですが、その位置づけをどう考えるかで得られる力は大きく変わります。
今回は「模試を本番リハーサルとして活用する」ための意識の持ち方をお伝えします。
1.模試を「試験本番の緊張」を味わう場ととらえる
模試の最大の意味は「緊張感のシミュレーション」です。
本番では必ず緊張します。
その緊張を嫌がるのではなく、模試でわざと体験してみる。
「心臓がどきどきしても、実は頭は働いている」と知るだけで、本番の恐怖はぐっと和らぎます。
「模試で緊張する経験をできて良かった」と思えるかどうかが、入試本番の強さにつながります。
2.模試は「弱点をあぶり出すテスト」ではなく「習慣を整える場」
点数や偏差値はもちろん気になりますが、模試はそれ以上に「自分の行動習慣を整える場」として活用すべきです。
- 解けない問題に出会ったときにどう振る舞うか
- 見直しをどれだけ徹底できるか
- 集中力が切れたときにどうリセットするか
これらは勉強量ではなく「心のクセ」の部分です。
模試でそのクセを意識して修正していくことが、本番力につながります。
3.模試は「自己対話の場」
本番を意識した模試を受けると、自分に問いかける時間が増えます。
- 「今、焦っていないか?」
- 「本当にこの問題に時間を使うべきか?」
- 「落ち着いて深呼吸すれば解けるのでは?」
こうした自己対話ができる人ほど、本番で崩れにくい。
模試をリハーサルと位置づけると、自分の心と行動を客観的に観察する意識が生まれます。
◆まとめ
模試は「点数を測るテスト」ではなく、「本番を体験する練習試合」です。
- 緊張を体験する
- 習慣を整える
- 自己対話をする
この3つを意識して模試に臨むことで、入試本番での自分の力を引き出しやすくなります。
以前「本番は練習のように」という逆の観点から記事を書きました。
今回の「模試を本番のように」という視点と合わせて読むと、両方のバランスが取れて、本番力はさらに強くなると思います。