各教科から連想される色は?忘れ物防止につながるイメージ色?
2022.04.14ブログ
皆さん、こんにちは。
学び舎エルムの岩間です。
新学期が始まりましたね。
クラス替えをした子どもたちの、「よかった!」という声や「さいあく~」という感想を聞いていると微笑ましいですね。
先日、6年生が新しく購入した問題集を見て、「色がイメージと違うんだよなぁ」と言っていました。
その問題集は社会だったのですが、色が緑色で、僕も「確かに」と思いました。
物や概念には、連想される色があることが多いようです。
たとえば、
「自然」 → 緑
「愛」 → 赤
といった色がイメージされやすいですね。
このことは、学校で勉強する「国語」や「理科」といった教科についてもいえるようです。
皆さんは「社会」と聞いたら、何色をイメージしますか?
今回は、学研教育総合研究所さんが2018年に実施した高校生対象の調査結果をもとに、各教科から連想される色についてご紹介させていただきます。
調査の内容は600名の高校生を対象に、各教科から連想される色を次の13色「赤・ピンク・オレンジ・黄色・黄緑・緑・青・水色・紫・茶色・白・グレー・黒」から選ぶというものです。
皆さんもまずは、「英語」「数学(算数)」「国語」「理科」「社会」から連想される色を選んでみてください。
それでは、調査結果をみていきましょう。
高校生が選んだ色を次の表に表しました。
(選ばれた割合が5%未満の色はその他にまとめております。)
各教科でもっとも選ばれた色はそれぞれ・・・
英語 → ピンク20.7%
数学 → 青62.5%
国語 → 赤49.8%
理科 → 緑51.5%
社会 → オレンジ28.5%
でした。
特に数学は水色と合わせて78.5%となっており、ほとんどの高校生が数学から青系の色をイメージするようですね。
同様に、国語は赤系、理科は緑系の色が大半を占めております。
逆に、英語や社会には「これ!」といった単一の色がないことがわかりますね。
皆さんのイメージされた色は、調査結果と比べてどうでしたか?
イメージと色って、実はとても大切です。
たとえば、
熱い → 赤
冷たい → 青
と連想されますよね。
水道のタップなどがイメージに合わせて、色分けされていることで、「お湯」と「水」のスムーズな使い分けにつながっているのです。
このようにイメージに合う色を用いると、適切な行動につながります。
「いつも算数のノート忘れちゃうんだよな…」
という子は、ノートの色を自分のイメージと合わせると、忘れずに持って行けるかもしれませんよ。
今回は各教科から連想される色についてご紹介させていただきました。
ご興味を持たれた方は、お子様と、お友だちと教科から連想される色についてぜひお話ししてみてください!