『やりたいことが見つからない君へ』をご紹介
2022.03.07ブログ
皆さん、こんにちは。
学び舎エルムの岩間です。
無事に公立高校入試も終わりましたね。
上手くできた、失敗してしまった、受験勉強が大変だったなど、感想は様々と思いますが、数年後にはきっと良い思い出として周りの人と話をできているはずです。
エルムでは、中3生の一部が3月も通塾して高校の先取り学習を進めており、感心させられるばかりです。
さて、もう間もなく新学期が始まりますね。
中3生は高校生、高3生は大学生と新しい生活にワクワクしていることでしょう。
その一方で、「将来の夢がない」、「やりたいことが見つからない」といった不安も少なからずあるのではないでしょうか。
そんな不安な気持ちに向けて、今回は「ビリギャル」で有名な坪田信貴先生の著書『やりたいことが見つからない君へ』をご紹介させていただきます。
そもそも「やりたいことが見つからない」のは、いけないことなのでしょうか。
決して、そんなことはありません。
やりたいことが見つからない
将来の夢なんて、特にない
そういう中学生や高校生はたくさんいます。
だから今やりたいことがなくても悩む必要は全くありません。
逆に、「やりたいことがある」というのはむしろ珍しく、さらに、やりたいことがない人の方が成功しやすいのです。
もちろん、やりたいことがあるのは素敵なことですし、そういう人が成功しないと言っているわけではありません。
ただし、やりたいことが早くから明確にある人は少なく、しかもそれで成功している人はかなりレアケースです。
やりたいことがない人の方が成功しやすい理由には、若い時期には手持ちのカードが少ないということがあげられます。
少ない知識や経験(手持ちのカード)から選ばれたやりたいことの選択肢は狭まってしまう傾向があるのです。
カードゲームをやっているところを想像してみてください。
トランプでも、ポケモンカードでも、遊戯王でも・・・
手札が多い方が、その後ゲームを進める方向性や選択肢の幅は広く、有利に進められることが多いですよね。
なので、若い時期には、様々なことを学び、経験して手持ちのカードを増やしていくことが大切なのです。
ここで、重要なポイントが2つあります。
ポイント1
「どうせ自分には無理」という固定概念に縛られないこと
無理とかありえないと決めつけていたら、カードは増えていきません。
ポイント2
短期的な視点だけで物事を捉えないこと
半年間や1年間で必ず結果を出さなければならないというように、短期的な視点にこだわっていたらカードを増やしていくことはできません。
なかには、「やりたいことが見つからないから、やる気が出ない」、「まずはやりたいことを見つけなきゃ」と思う子もいるかもしれません。
そもそも、まず最初にやりたいことを見つけなければならないということ自体が間違っているのです。
間違い
① やりたいことが見つかる
↓
② やる気が出る
↓
③ 勉強する
↓
④ できる
正しくは
① できる
↓
② 勉強する
↓
③ やる気が出る
↓
④ やりたいことが見つかる
まずは目の前のこと(例えば定期テスト)で成果を出しましょう。
成果を出すと、周りから褒められ、評価されます。
これが自信につながり何かをやる際にも前向きに挑むことができるのです。
そして勉強やテストに限らず、若い時期には、どんなことでもまずはやってみて、小さなことでもいいから「成長した」という体験を積み重ねていくことが大切です。
世の中の中高生には、自分にはやりたいことがないと焦り、ネガティブに捉えている子が多くいます。
けれど、本当はその焦りや悩み自体が素晴らしいことなのです。
自分には無理だなんて諦めないで、自分の力を信じてほしい、その先には無限大の可能性が広がっていることに気づくはずです。
いまやりたいことが見つからない、という君へ。
それは、何の問題もありません。
という素晴らしい内容の一冊でした。
僕自身とても勇気づけられたので、ぜひ皆さんにも知ってもらえたらと今回ご紹介させていただきました。
今回ご紹介した内容はごくごく一部です。
ご興味のある方は、ぜひご一読ください。
やりたいことが見つからない君へ (小学館Youth Books) | 坪田 信貴 |本 | 通販 | Amazon
もちろんエルムにも置いてあります。
最後に僕の話を少しだけさせていただきます。
僕もずーっとやりたいことを見つけるのが苦手なタイプでした。
(今もそうです)
小学校の卒業式で一人ずつ将来の夢を発表するイベントがありましたが、その夢は兄の机に置いてあった将来の夢「確か建築士?」をそのまま発表しました。
(兄は3つ上で、ちょうど中学卒業の際に、同じように将来の夢を発表することがあったのかと)
ハリーポッターの杖を決めるみたいに、パッと自分にぴったりのやりたいことが簡単に見つかれば良いのに・・・と何度思ったことでしょうか。
やりたいことに向かって突き進んでいる、いわゆる意識高い系の人を見ては、自分の行動の少なさに後ろめたさのようなものを感じていたり・・・。
だからこそ、なかなかやりたいことが見つからない、そんな子どもたちの気持ちもよくわかりますし、一生懸命に打ち込める何かを見つけられるよう日々、考えております。
僕自身、まだまだやりたいことを見つけたいと日々奮闘しております。
皆さん一緒に未来を見つけましょう!
全力でサポートします。