成功体験を積み重ねて勉強方法を磨く!
2021.12.05ブログ
皆さん、こんにちは。
学び舎エルムの岩間です。
後期中間テストが終わってホッとしている子どもたち、これから定期テストを迎える子どもたち様々ですね。
これからの子どもたちとはしっかり対策を、終わった子どもたちはしっかり振り返りをして成長につなげてもらえたらと思います。
ところで定期テストでは、出題される単元の内容を学ぶのは当然ですが、「勉強方法を学ぶ」というのも大きいのではと思います。
「90点とれた!」
「うまくいかなかった・・・」
テストをすれば明確な結果が出るので、感想もいろいろですね。
そもそも、「この点数って何だろう」と考えたことはありますか?
0点~100点の中で目標を立てて、目標を超えたら嬉しい、90点を超えたらもっと嬉しい、低い点だと悲しいなど、漠然と喜びの指標になっている子が多いのかなと思います。
↓こんなイメージです。
目標に向かって努力して、「達成したから嬉しい」、「目標に届かずに悔しい」といった振り返りもとても大切ですね。
けれど今回は一つ見方を変えて、この点数はテストに向けて行った「勉強方法の点数」と考えると面白いかもと思いました。
テストの結果が満足いくものであれば、その要因は勉強方法にあり、残念な結果の場合もやはりその要因は勉強方法にあるのです。
こう考えれば、勉強方法を磨くことでテストの結果はいくらでも上げることができます!
では、勉強方法を改善するために、変えられる要因には何があるのでしょうか?
- 勉強時間
- 暗記方法
- ワークの反復回数
- 教科書の読み具合
・・・
これは、人によっても様々で限りない数の要因があるでしょう。
この中で、暗記方法を改善しようとなったらどうしますか?
- 教科書を読んで暗記
- ノートに書いて暗記
- 赤シートで暗記
- 声に出して暗記
・・・
暗記方法も様々です。
さらに、「赤シートで暗記」の中にも
- 10単語ずつ暗記
- 10分暗記したらテスト
- 朝起きたら暗記
・・・
もう、勉強方法は無限大です!笑
こんな無限大な方法から、どのように自分の勉強方法を見つけていくのかというと、ずばり「うまくいった方法を取り入れていく」のです。
うまくいったこと、これが成功体験です。
成功体験は自信につながり、また次の成功につながります。
自分で成功した方法ならやれば成功できると確信をもって突き進めるのです。
そしてうまくいった勉強方法をどんどん取り入れることで、自分だけの勉強方法を磨いていけるでしょう。
ここで注意すべきことは、同じ方法を繰り返していても、成功体験は増えないということです。
成功体験するには、多くの方法を試していくことが重要といえます。
つまり、トライ&エラーを繰り返して、成功体験を積み重ねていくのです。
余談ですが、僕自身が成功したと思える暗記方法について紹介します。
暗記した後にチェックテストを行っていたのですが、その間に暗記した内容を意図的に忘れるという作業を行っておりました。
時間が経てば忘れますが、計画的に勉強するのが苦手な僕にはあまり時間がありません。
そこで、首を振ったり、「3.14159265359・・・」と円周率を唱えたりするわけです。
そして、チェックテストをして「あれっ、単語出てこない」と必死に思い出しながら暗記を行いました。
ちょっとした変人です。笑
ただ、思い出すときに記憶は定着するなど、理にかなっていることもあるのかな、と自分で擁護。汗
ちょっと笑えてしまう方法ですが、この方法が最適だということが重要なのではなく、実施している本人がこれで成功しているということが重要なんです。
僕はこれを本気でやっていたのですから。笑
もう自分の勉強方法が確立できたと思っている子もいるかもしれません。
でも、結果が90点だったら、10点分、勉強方法の伸びしろがあるのです。
勉強方法の試行錯誤は面白いですよ。
ちなみに、勉強方法や暗記方法など、効率的な方法はインターネットを調べれば、かなり有用な情報が得られますね。
では、これを読んだら正しい勉強方法が身につくのか?と言ったら、そう簡単にはうまくいかないと思います。
様々な勉強方法を自分自身で、試行錯誤してじっくり消化していくことが重要ですし、そもそも人によって最適な勉強方法って違うんですよね。
書籍やインターネットで紹介されている方法は、その人の成功体験の積み重ねなのです。
(もちろんそういった情報を参考に、自分の勉強方法を模索することは有効です)
急にガラリと勉強の正しいやり方が身につくのではなく、ちょっとずつ、ちょっとずつ成功体験を積み重ねて成長していくのは、まるで「進化」ですね。
最後になりますが、エルムの中でも、成功体験を重ねて、明らかにテストとの向き合い方が変わった塾生がおりました。
とても嬉しいことでしたので、ここでご紹介させていただけたらと思います。
これまでは定期テストに向けて熱心に取り組むことが少し苦手だった塾生が、前期中間テストでは「3日前から塾に4時間きて頑張る」とテスト勉強に励んでおりました。
次の前期期末テストでもテスト直前は4時間塾で頑張り、さらに今回の後期中間テストのテスト期間では、1週間前から毎日4時間、塾に来てかなりの学習時間を確保しておりました。
この子にとっては、テスト直前に毎日4時間勉強するというのが成功につながった、つまり成功体験になっているのですね。
テスト前に勉強するというのは当たり前なことかもしれませんが、他人から「勉強しなさい」と言われてではなく、自分からというのが素晴らしいですよね。
テストの点数だけ評価するのではなく、こういった子どもの成長を目の当たりにできるというのは、最高だなと感じます。
この塾生に限らず、子どもたちは様々な成功体験をしております。
みんなどんどん成功体験を積み重ねて、自分の勉強方法を見つけてもらえたらと思い描いております。
今回は勉強方法についていろいろと紹介させていただきました。
勉強方法を試行錯誤して成功体験を積み重ねていくことで、自分自身の成長につなげることができます。
とは言っても、中学生はまだまだ心も成長段階、こういったことを完ぺきに実行に移すのは難しいかもしれません。
成功体験の積み重ねを体感できるようにサポートしていくことが僕の役目と考えております。
定期テストが終わると、良い点数をとって喜んでいる顔が見れるのもうれしいことですが、子どもたちの成長を感じることができるのは幸せだなぁとしみじみ思います。