意識が集中しすぎると正解の妨げに!?
2021.11.28ブログ
皆さん、こんにちは。
学び舎エルムの岩間です。
突然ですが、1つのことに夢中になって周りが見えなくなった経験ってありませんか?
1つのことに没頭できる、夢中になれるものがあるというのは素敵なことだと思います。
ただ、お勉強のテストに関して言うと、意識が集中しすぎることが正解の妨げになることもあるかもしれません。
そもそも、今現在、意識が何に向いているのか、何に集中しているのか、そういったことって自分自身では意外とわからないものだなあと思います。
そんな意識・注意力についてアメリカで行われた実験を紹介いたします。
早速ですが、次の動画で白いシャツを着た人のパスの回数を数えながら見てみてください。
皆さん、ゴリラの存在に気付くことはできましたか?
この実験で、42%の被験者がゴリラの存在に気付かなかったそうです。
この実験を知っている方も多いかと思いますが、僕も初めてやってみて非常に面白いなと感じました。
1つのこと(パスの回数)に意識が行くと、視界に入っている他の物に気付かなくなるのですね。
勉強で、こういった状況ってどんなのがあるかなと考えてみました。
例えばテストで・・・
「この解き方で絶対あっているのに、答えが出ない!!」
でも実際は解き方を間違えている・・・
こんな状況って結構あると思います。
これはまさに、間違った解き方に意識が集中しすぎて、正しい道筋を見つけられなくなっているなと感じます。
そんな時は、潔く問題を飛ばして次の問題に取り組むのも一つ、ありですね。
一度、問題から離れることで、見えてくるものってきっとあると思います。
レゴを組み立てているときに、今必要なパーツを熱心に探しているときは全く出てこないのに、もういいや飛ばそうと次の工程に移ると見つかったり・・・。
これはちょっと違いますかね。笑
それとは逆に、「意識しないから気付けない」、言い換えると「意識すると気が付くことができる」という状況もあるのかなと思います。
意識を向けるとこれまで見えていなかったものがよく目につくことってありますよね。
例えば、家を購入したいと考えているときは、新築の家がよく目についたり、守谷自動車学校の教習車を見て「珍しい~」と思ったらそこから連日見つけたり。
(カラーバス効果と呼ばれるみたいですね)
テストでも、「自分自身はミスをする人間なんだ」とケアレスミスを意識することで、見直しがより効果的に行えると思います。
物事への意識の向け方やその度合は、無意識に行われていることが多いかなと思います。
「意識を向けすぎない」と「意識を向ける」は相反することのようで、調整するのは難しそうですが、これを意識的に行うことができたら、物事をより客観視できるのかなと感じました。
僕自身も結構「のめり込むタイプ」なので、「客観視」目標です!
一緒に意識を変えていきましょう。