守谷野鳥のみちに学ぶ、”学びの原点”
2025.06.21ブログ

皆さん、こんにちは。
学び舎エルムの岩間です。
実は僕の自宅から歩いて行ける距離に、「守谷野鳥のみち」という素敵な場所があります。
とはいえ、知ったのは意外と最近のこと。
コロナ禍でリモートワークになったとき、ふらっと近所を散歩してみようと歩き出したのがきっかけでした。
初めて足を踏み入れたその場所は、思わず「ここ、尾瀬じゃん!」と声に出るくらいの感動があって。
静かに湿地の木道を歩きながら、鳥の声に耳を澄ますだけで、気持ちがすっと整う。
”こんなすごい場所が守谷にあったのか!”と、自分の足元の豊かさに気づかされた瞬間でした。
自然に触れることが、すでに学び
この場所を歩いていると、「学びって、こういうところにこそあるんだよなぁ」としみじみ感じます。
静かな道を歩きながら、
「あの鳥はなんだろう」「この木の名前は?」「水の流れはどこに続いているのかな?」
そんな疑問が自然とわいてくる。
それって、学校の勉強とはちょっと違う、でもすごく大切な”学びの入口”だと思うんです。
守谷でできる、本格自由研究の宝庫
守谷野鳥のみちには、それ以上に深い学びの可能性も感じます。
たとえば、
- 湿地や林での植物の観察やマッピング
- 水の流れを追って行う水質調査
- 採取した水や土から微生物を観察する顕微鏡実験
こういった活動って、自由研究どころか大学レベルのフィールド調査にもなりうるものでは、とさえ感じます。
実際、僕が大学で所属していた研究室では、湖沼の水収支や森林の二酸化炭素フラックスなど、自然をフィールドにした研究をしていました。
だからこそ、この「守谷野鳥のみち」が持つフィールドのポテンシャルに、ワクワクせずにはいられません。
整備してくれている方々に感謝
この場所を気持ちよく歩けるのは、
何より”整備してくれている方々”の存在があるからです。
木道って、放っておくと腐ったり、傾いたりして危険になりがちですが、守谷野鳥のみちの木道は、きれいに保たれ、しっかりした作りで安心して歩くことができます。
新しい木道のルートに切り替えてくれていたり、この素敵な場所を守るために、かなり手をかけてくれているんだなと感じます。
本当にありがたいことです。
教室を出て、”感じる学び”を
塾では、机に向かって学ぶ勉強が中心ですが、
ときには、自然の中で”感じる”体験こそ、子どもたちの探求心を刺激することもあります。
わからないことに気づき、
調べて、試して、考えて、またやってみる――。
そんなサイクルを自然の中で体験できるのは、とても大きなこと。
そしてこれは、大人にもきっと大事なことなんだと思います。
おわりに ~身近な自然が、学びの入口になる~
守谷野鳥のみち、名前は知っているという方も多いかもしれません。
でも、実際に足を運んだことがあるという方は、意外と少ないのではないでしょうか?
もしまだ訪れたことがない方がいたら、ぜひ一度行ってみてください。
駐車スペースもあるので、車でも立ち寄りやすい場所です。
新緑の木道を歩きながら、鳥の声に耳を澄ませるだけで、なんだか心が整って、気持ちが和らぐ。
そんな時間を過ごせる場所が、守谷にはちゃんとあります。
ちなみに僕自身、小学6年生のときに、小学校の敷地内の樹木を調査して、二酸化炭素の吸収量を推定する自由研究をしたことがあります。
そのときのワクワク感は、今でもしっかり覚えています。
だからこそいつか、「守谷野鳥のみち」をフィールドにした本格的な自由研究を、子どもたちと一緒に取り組んでみたい。
そう思っています。
自然の中には、学びのタネがたくさんあります。
そしてそれは、机の上だけでは見つからない”原点”のようなものかもしれません。