定期テストお疲れさまでした　ー勉強のバランスはどうでしたか？－

定期テスト、お疲れさまでした！

 

今週で終わった学年の子もいれば、中学3年生は来週まで続く子もいますね。

 

どちらにしても、今のタイミングで大切なのはテスト後の振り返りです。

 

 

点数だけの反省ではなく、「テスト勉強のやり方」そのものを振り返ることが次の成長につながります。

 

振り返るべき項目はさまざまですが、今回は、”進める教科のバランス”について触れたいと思います。

 

 

■今回のテスト勉強、バランスはどうでしたか？

 

もしかしたら、こんなことってありませんか？

 

・数学をひたすら進めて、他の教科に手が回らなかった

・苦手教科を避けて、好きな教科ばかり進めてしまった

・気づいたら理科に2～3日続けて取り組んで、社会に触れない期間ができた

・提出物を終わらせることだけで手いっぱいだった

・1日1教科だけで終わってしまう日が多かった

 

など、気づかないうちに”偏り”が生まれることはよくあると思います。

 

テストの出来よりも、

実はこの”偏り”に気づくことの方が、次の一歩に大きく効くのです。

 

 

■勉強のバランスには”普遍的”な原理がある

人間の脳の性質として、

 

・1つの教科だけをまとめて何日も続けるより、少しずつ繰り返す方が定着する（分散学習）

・教科や単元を混ぜて進めた方が理解が深まる（交互学習）

・触れない期間が長い教科は忘れやすい（忘却曲線）

 

という”普遍的な原理”があるようです。

 

これは、中学生でも高校生でも大人でも変わりません。

 

 

■そのうえで、タイプに応じたやり方を選ぶ

勉強の”バランス”には原理がありますが、その原理をどのような形で取り入れるかは、子どものタイプによって異なります。

 

 

🌟Aタイプ：飽きやすい”リズム型”

30～40分ごとに教科を変えると集中力が続くタイプ。

 

🌟Bタイプ：一気に集中する”没頭型”

1教科に深く入り込むけれど、毎日少しだけ他教科に触れると安定するタイプ。

 

🌟Cタイプ：切り替えが苦手な”ていねい型”

1日に何度も教科を変えない方が続くタイプ。日替わりで2教科が向いている。

 

🌟Dタイプ：予定で動くと安心する”計画型”

固定スケジュールで、週全体のバランスを作るのが得意。

 

🌟Eタイプ：気分で選びたい”直感型”

気分でやる教科を選んでOK。ただし”1日2教科以上”のルールが必要。

 

 

■今回のテスト勉強を思い出してみてください

・どの教科に時間が偏っていた？

・触れなかった教科はあった？

・自分はどのタイプだった？

・次のテストでは、どんなバランスを取りたい？

 

この”振り返りを次回実行する”だけで、次のテスト勉強が大きく変わります。

 

そして、バランスよく進められるようになると、点数の波も小さくなり、安定して力がついていきます。

 

 

ぜひ今回の勉強の取り組みを振り返り、次回に向けてさらなるパワーアップを目指しましょう！